1970年代、日本を震撼させた東アジア反日武装戦線の一員、桐島聡とみられる男の身柄が確保され話題になりました。
約半世紀もの間逃亡生活を続けていた桐島聡でしたが、ネットでは「時効はとっくに過ぎているのでは?」という声が相次ぎました。
調査してみると、驚くべきことに桐島聡容疑者の時効は停止していたのです。
今回は、桐島聡の時効が停止した衝撃の理由についてご紹介します。
桐島聡が何をした人物なのか、詳しい記事はこちらをご覧ください↓
桐島聡の時効が停止した理由がヤバい!
結論から言うと、桐島聡容疑者の時効が停止した理由は共犯者が逃亡中だからです。
桐島聡と共謀したとされる大道寺あや子・佐々木規夫容疑者が、日本赤軍が1977年に起こしたダッカ日航機ハイジャック事件において超法規的措置で釈放され、その後国外逃亡しています。
桐島容疑者の時効は、事件を共謀したとして逮捕・起訴された大道寺あや子容疑者(75)が、日本赤軍がインド上空で日本航空機をハイジャックした「ダッカ事件」(77年9月)で超法規的措置で釈放され、国外逃亡したことから停止している。共犯者の公判中は時効が停止するという刑事訴訟法の規定に基づくもので、公安部が行方を追っていた。
毎日新聞
刑事訴訟法の規定では、共犯者の公判中は時効が停止するとされています。
共犯者である佐々木規夫容疑者と大道寺あや子容疑者は現在も国外逃亡しており、捕まっていません。
だから桐島聡容疑者は約50年間も逃亡していたんですね!
大道寺あや子は現在どこにいるのか、逃亡先についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています↓
ちなみに、ダッカ事件を起こした日本赤軍のリーダー・重信房子が何をしたのかについての記事も読まれています!
↓詳しくはこちらをご覧ください。
桐島聡の時効が当初は15年程度だったってホント⁉
約50年間逃亡生活を続けていた桐島聡容疑者ですが、当初の時効は15年程度だったそう。
佐々木・大道寺が関わっていない「オリエンタルメタル社・韓産研爆破事件」では、共犯者の浴田由紀子が同じ経緯で国外逃亡した後、身柄拘束されて2004年8月に判決が確定。
そこから桐島聡容疑者の公訴時効が再開されることとなった。(当時の爆発物取締罰則1条での公訴時効は15年)。
Wikipedia
しかし、2010年の法改正によって、桐島聡容疑者の公訴時効は、犯行時から起算して、1975年6月10日に浴田が起訴されて2004年8月に判決が確定するまでの期間を除いた上で、刑事訴訟法250条2項により、25年になりました。
そのため、公訴時効の完成は2029年と見られていました。
ということは、桐島聡容疑者とみられる男が健康で、あと5年逃亡生活を続けていれば時効が成立していた可能性が高いですね!
皮肉なことに、桐島聡と名乗った男は時効切れあと少しというところで、末期がんにより死亡してしまいました。
これも運命なのでしょうか・・・
桐島聡の生い立ちや家族構成についての記事はこちらで詳しくご紹介しています↓
ちなみに、桐島聡が勤めていた工務店はどこなのかについての記事も読まれています!
↓詳しくはこちらをご覧ください。
桐島聡の罪名は爆発物取締罰則違反!
桐島聡容疑者の主な罪名は、爆発物取締罰則違反です。
具体的には、以下のような行為が含まれます。
- 許可なく爆発物を製造、保管、譲渡すること。
- 不法に爆発物を使用すること。
- 爆発物を使用して他人に危害を加えること。
- 爆発物を使用して公共の施設や財産を破壊すること。
桐島聡容疑者は、1975年4月18日に東京・銀座にあったオリエンタルメタル社・韓国産業経済研究所のビルに手製の時限信管付き爆弾を仕掛けて翌日に爆発させた事件に関与しました。
この爆発によりビルの一部が損壊。
幸いなことに真夜中であったため、両方とも無人で負傷者はいませんでしたが、これらの行動は社会に対して深刻な影響を与え、多くの人々に恐怖をもたらしました。
桐島聡容疑者はこれらの犯罪により、警視庁によって指名手配されています。
合わせて、桐島聡の懸賞金はいくらなのかについても話題になっています!
↓詳しくはこちらをご覧ください。
まとめ:桐島聡の時効が停止した理由がヤバい!当初は15年程度だったってホント⁉
今回は、約50年間逃亡していた桐島聡容疑者とみられる男が身柄を拘束されたという報道を受け、時効が停止していた理由についてご紹介しました。
身元確認の最中の死亡ということで、重要指名手配犯だった桐島聡容疑者なのか、今後の捜査の結果にも注目ですね。
桐島聡の現在の顔写真についての記事はこちらからご覧いただけます↓
ちなみに、桐島聡がお笑い芸人の宮川大輔さんに似てると話題になっていますね!
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